石巻焼きそば
要件
- 二度蒸しした麺を使う
- 蒸し煮して出し汁を吸わせる
- 目玉焼きを乗せる
- 食べる直前にウスターソースをかける
以上4件が重要な条件。
中力粉を使うのが正規で、ソースをたっぷりかけてむせながら食べるとかいろいろあるらしい。
むつかしい点とクリア作戦
二度蒸しした麺は私の居住地域に売っていない。
売っているところは「石巻焼きそば」を売りにしているところだけじゃないんですか。
ということで、蒸し麺を再度蒸しなおすことで「二度蒸し」ということでクリアした。
めんどくさかった点
二度蒸しすることで、当然のことながら蒸し器を使ったし、蒸した後に茹でるという作業もあったので湯切りするざるも必要だったし、その分洗い物が増えてうんざりした。
蒸し煮して出汁を吸わせることで麺が美味しくなるというのが売りなので、敬意を払って真昆布と焼き干しで本格的な出汁をとった。
この点は面倒だったけど結果的にとても美味しくなったので良かった。
食べた感想
手間暇かけた和食
驚いた。
出し汁を吸った麺が美味しい。
きちんと出汁を引いた和食の上品なうまみで、焼きそばとは思えず懐石料理のひとつを食しているような気になった。
油のギトギト感もないしソースで味をごまかしているということもないし、目玉焼きの黄身のとろみと出汁を吸った麺のマッチングがとても素晴らしかった。
地域の人がうらやましい
二度蒸し麺ときちんとした出汁がありさえすれば簡単にできる料理だと思う。
二度蒸し麺をいつでも入手できる環境にある地域の人がうらやましい。
地域の人にとってとても誇らしげな料理なのだろうなと感じた。
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