【初めての体外離脱 1 子どもの頃から不思議な体験をしている私が金縛りをきっかけに体外離脱をした話です。】

体外離脱

金縛りがきっかけで体外離脱を経験しました。

不思議少年

小学校低学年のころから霊感の強い子供でした。

覚えている一番古い不思議な体験は、何もない空間から女性の声で「おめえ誰だ!おめえ誰だ!」ととがめるような口調で声をかけられたことでした。

それは午後ひとりで留守番の最中でした。

私に向けた声が天井からはっきりと聞こえました。

私は飛び上がって驚きました。

魂が砕けて裸足で裏庭に逃げました。

あまりにも怖い出来事だったのでよく覚えています。

そして訪問者を事前に察知して、これからすぐにお客さんが来ることを家族に知らせる不思議少年です。

「ピンポーン、ガラガラガラー」と玄関のチャイムと玄関戸が開く音が私には聞こえます。

家族に「誰か来たよ」と知らせるのですが、私のほかには誰にもその音は聞こえていませんし来訪者もいません。
 
家族に知らせたその10秒から30秒くらいあとに、実際にチャイムが鳴って訪問者が来るという按配です。

私にだけ来訪者の未来の音が聞こえていたのです。
 
両親は私の事前察知を承知していて、これから来るお客さんへの心の準備が10秒から30秒だけ早くできたようです。
  

怖い金縛り

少年時代の怖い金縛り体験

中学生のあたりから頻繁に金縛りにあうようになりました。

初めての金縛り体験はいくつの頃だったのか、どんな内容だったのか今となっては覚えていません。

深夜にふっと目が覚めて、変に透明感のある空間で耳の奥にブッと異音を感じ、そのまま体験したことのない耳鳴りとともに身体が動かなくなって、恐怖で魂がぶっ飛んだことは覚えています。

その後、頻繁に金縛りにあうようになりました。

誰かが話しかけてきたり、顔や足に触れたり、身体に乗っかったりしてきます。

その誰かはひとりの時もあるしふたりの時もあります。

男なのか女なのか老人なのか子どもなのかは、声の調子やら笑い声の抑揚などから判断できたので直接相手を見たことはありません。
 
怖いので見ないようにギュッと目を閉じて、何とかやり過ごしていました。
  
見たら恐怖感が強すぎて気が狂ってしまうと思っていました。
 
毎日が苦痛で苦痛でしかたがありません。

金縛りはあまりにも非現実的な出来事です。

親兄弟や友達には別世界のことなので理解できないだろうと、話しはしませんでした。

ただただじっとひとりで何事もなかったようにやり過ごしていました。
 
そんな怖い体験をしていた私が、ひょんなことから体外離脱を経験することになりました。
 
霊界や宇宙に行くとか何かの存在と会話するとかそんな大それたことは全然ないのですが、不思議な体外離脱の経験をブログで紹介していきます。

金縛りにあう人はたぶん誰でもできると思いますので、参考にしていただけたらなあと思います。
 
ブログには不慣れなものですので、一気に書くことはできませんことをご承知おきください。

老婆と少女

金縛り経験者はたくさんいると思います。

今これを見ているあなたもそのひとりではありませんか?

怖いですよね金縛り。
 
夜中にふっと目が覚めたとき、トイレに行って布団に入ればなんてことない、ただのトイレに行きたくて目が覚めただけです。

夜中にふっと目が覚めたとき、部屋の空気が妙に澄んで透明感がある。
 
これはまずいほうの目覚めです。金縛りにあいます。
 
電気をつけるいとまさえありません。
 
やばい!と思った瞬間にはそこにいます。
 
布団の中でぎゅっと目をつぶってやり過ごすしかありません。

「キーーーン!!!」と耳鳴りが強くなり、足音が近づいてきます。

胸のあたりを揺すられたり、耳元で誰か笑ったりします。

ある日の老婆は怖かったです。

老婆であることは耳元で何やらぼそぼそ言っている声で分かります。

足音が私のそばから離れたので、いなくなるぞもう少しの辛抱だと思ったら、なんとまた近づいてきて布団のわきで立ち止まります。

そして布団のわきにスッと正座して私を見下ろしています。

私は目を閉じているのですが、目を閉じても閉じたまぶたをとおして向こうが見えています。

お婆さん今日は長いじゃないですか、もう勘弁してください、疲労困憊です。

赤いかすりの着物姿の少女も怖かったです。
 
おかっぱ頭で身長50センチくらいで。

ぎゅっと目をつぶっているのに姿かたちがわかります。
 
目を閉じているのにもかかわらずまぶたをとおしてこの少女が見えます。

女の子はじっと私を見ています。

無言です。
  
うー、怖いなあ。

暴れた結果

金縛りの最中に一度だけ、いい加減にしろってことで思い切り暴れて金縛りを解こうとしたことがあります。
 
この時は鎧姿のお侍さんです。

後悔しました。

私のこの行動に相手はとても怒ったようです。

これまで以上に全身がぎゅぎゅぎゅぎゅっと締め付けられて頭や顔面もぎゅーっとゆがむまで締め付けられて、耳鳴りが超音波のように「ィィンンーー」と鳴っています。

死んでしまうと怖くなった私は慌てて「すみませんでしたすみませんでした」と身の程知らずにも逆らってしまったことを一生懸命に謝罪しました。

大人になってからの怖い体験

怖い体験は大人になっても続きます。

社会人になって独身寮に住んでいた時は寮の隣が墓地という立地で、

「誰もいない廊下で足音が聞こえた」

「寮には誰もいなはずなのに、部屋の前を誰かが通ったのが開けていた扉の向こうに見えた」

なんていう同僚もいて、いわゆるそんな寮でした。

そんな寮の私の部屋は、2階の個室で墓地寄りの端っこです。

部屋の扉には必ず鍵をかけます。
 

怖すぎて気絶

ある日の深夜たぶん2時ころ、ふっと目が覚めました。

今までと何か違う濃密な雰囲気だやばいやばい電気つけなきゃ、と立ち上がろうと身体を起こして中腰になる瞬間、「カツコツ」と廊下を近づいてくる革靴の音が聞こえてきました。

しかも足音の鳴り始めは部屋のすぐそばです。

電気をつけるには間に合わない、スイッチを入れている最中に対面してしまう。

そう思ってあわてて布団を頭からかぶって、布団の端をぎゅっとつかんで身体を固くしてもう必死です。

これは今までの雰囲気と全然違う!なんだこれ!金縛りにもなっていないし!

「コンコン」扉をノックする音です。

はっきり聞こえました。

「ガチャ」鍵がかかっている扉が開きました。

「ゆさゆさ」胸をゆすぶられました。

身体が左右にゆさゆさ動きました。

あまりにも生々しく身体が動いたので同僚のだれか?と一瞬だけ思ったのですがそんなわけはありません。

誰かが布団の端に手をかけて布団をめくろうとしています。

ぎゅっと押さえている布団の隙間からのぞき込んで私を見ています。

私は恐ろしさのあまり叫ぶこともできず、布団の端をギューッと押さえて身体を丸め、力の限り固まって、必死に寝たふりを演じています。

次の瞬間、ものすごい力で掛け布団を真上に持ち上げられました。
 
私は布団を頭からかぶったまま、グンッとすごい勢いで布団ごと天井まで浮き上がりました。

そして気を失いました。
 
目が覚めたら朝でした。
 
なぜかぐっすり眠った後のさっぱり感がありました。
 
私が生活しているいつもの平和な世界に戻ったかのようです。
 
扉の鍵を確認したら当たり前ですが鍵はかかったままでした。

二度目の気絶

ここでのもうひとつの恐怖体験を紹介します。

今回も気絶しました。

寮と職場は同じ敷地にあります。
 
深夜、職場の事務室で事務仕事をしていた時のことです。

机の前に立って作業をしていた私は、突然グイっと後ろに引っ張られました。

とても強い力です。

え?と考える間もなく後ろの椅子にドンと座って背もたれに背中が吸い付けられた瞬間、金縛りになりました。

なんだと驚きながら気配を感じて目だけを動かして左を見たら、並んでいる机の三つ隣の席にワイシャツでネクタイ姿の若い男性が座っているのが見えました。

なんだこれやばいと無理やり立ち上がったら金縛りが解けて、男性は消えました。

部屋から逃げようと考えてる間もなく、さっきと同じく後ろに強く引っ張られて椅子にドンと座って背もたれに吸い付けられました。

その瞬間、また金縛りです。

見ないようにしていた視界の隅に、先ほどの若い男性が今度は机ひとつ近づいて、二つ隣の席に座っているのが見えました。

わー次は真横に来るじゃんと思った瞬間、気を失いました。

目が覚めたら朝でした。

上司先輩の知り合い?

出勤してきた上司や先輩にこの出来事を報告をしました。

上司や先輩は、「そうか」とか「ああ、来たか」とか、遠くを見たり目を伏せたりしながら全く疑うこともありません。

どうやら上司先輩には心当たりがあるらしく、真剣な顔でそれぞれの思いに耽っていたようです。

続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました